ヒトノココロ研究所

ダークマターこそが鍵

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人間には赤外線も紫外線も見えません。

 

諸説ありますが、人間の眼の網膜は紫外線によるダメージを受けやすいので、紫外線が網膜まで届かないようにするため、網膜より手前の角膜や水晶体が紫外線を遮断し、見えないようになっています。

 

赤外線に関しては、緑の果物が赤く熟した事がわかる程度しか認識の必要が無いため、進化の過程において、赤外線を見る能力を進化させなかったようです。

 

また、太陽の実際の色は白だそうですが、人間には、黄色が強く見えるようです。

 

因みに、超音波が聞こえないのも、聞く必要の無い音域だからです。

 

このように人間は、生存という観点から、進化の過程で、可視領域、可聴領域がつくられてきました。生きるために害となったり、必要では無い光や色や音は見聞きできないのです。しかし、昆虫には紫外線が見えたり、イルカには超音波が聞こえたりと、人間が認識できない波長が存在していることは確かです。

 

私たちは、五感で認識できずとも、科学で証明されさえすれば、その存在を信じる傾向にあるように感じます。紫外線が見えずとも、日焼け止めを塗りますし、モスキート音を利用したり、警察犬の嗅覚に頼ったりしています。生きるためには、目に見えない空気が必要であると、皆が知っています。

 

しかし、全ての物質の中で、人間が知覚できるものは1%未満で、残りの99%は、ダークマターという安易な名前で呼ばれていますが、ここにこそ、大切なものが存在しているように思えてなりません。

 

人間は、五感で捉えられるものを、現実世界、知覚できないものを、スピリチュアルの領域として片付けてしまうことがありますが、そもそも、人間の感情やエネルギーは目に見えません。しかし、それらは確実に存在しています。

 

量子物理学で有名な「二重スリット実験」は、二本の隙間から光をスクリーンに投影するとどうなるか、という実験ですが、様々な解釈はあるものの、観測することにより実験結果が変わるという結論もある、物理学と人間の意識の関連性に一石を投じた画期的な試みです。これが事実であれば、「人間の意識が現実を変える」ということが証明されたことになります。

 

人間の意識や強い思いは現実を変えると、人生の中でたくさんの実験をしてきた私にとっては、このような当たり前のことを、物理や科学で証明しようと躍起になっていること自体が、最先端でありながら、同時に時代遅れのように感じてしまいます。

 

強迫性障害の方を例に挙げると、死ぬほどの不安は本人にしか知覚できないものの確実に有るのですが、周りの人たちは、当人の、何度も手を洗う行為や、不可解な行動にばかり目を向けます。悲しい時は物理的な涙を流さずとも、悲しいことには変わりありません。また、自他に対する愛のエネルギーが存在するからこそ、心身の健康や平和が保たれているのです。

 

要は、目には見えないものたちが、目に見える世界を作っているのです。言い方を変えれば、私たちを取り巻く物理的な世界は、私たちの意識が作り上げたものだと言えます。変えたい現実がなかなか変わらないのであれば、小手先で現実をどうこうしようとするよりも、まずは意識や発想を変えてみた方が近道の場合があります。

 

このような視点を持つことにより私は、強迫性障害を改善できましたし、この解決法を占いでも重視しています。私が、強迫性障害の相談員や占い師を兼ねていて不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、悩みを解決するための重要なポイントというのは、ジャンルを問わないからなのです。

 

marie

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