ヒトノココロ研究所

信じることが現実を作る

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早くも1月半ばの本日、ある方に新年のご挨拶のメールを送りました。その方は、私の亡き父が理事や教授などをしていた大学の総長で、今年の箱根駅伝でも話題になった大学のトップに立つ、まるで歴史上の偉人のような方です。何年も前に、父の葬儀などでお会いしましたが、お歳を召していらしても、圧倒されるようなオーラを放っておられるのです。長年お会いしてはいませんが、1年に数回メールを送らせていただいています。

 

そして今日、私からの少し弱気なメールに対して、すぐにお返事をくださり、私は文章を読む前から、その方からのエネルギーをキャッチしたのか、泣きそうになりました。決して長くはないそのメールに書かれていたのは、私への応援の言葉でした。私は言葉ではなく、その言葉に込められた愛情とエネルギーをダイレクトに受け取り、涙が止まりませんでした。

 

言葉というのは、あくまで感情を伝えるツールです。言葉が邪魔をして生きた感情をそのまま伝えることができず、もどかしい思いをすることも多々ありますが、無限である感情を有限である言葉に置き換えるのも、なかなか面白いと思えるようになってきました。無限の感情を、まるでフリーズドライのように言葉にし、読んだ方に、その言葉にお湯をかけて戻していただくような感じです。読まれる方が固まりをちゃんと溶かせるように書くことに、技術を要することがあります。

 

今日の、総長先生から頂いたメールは、エネルギーがあまりに強く、言葉を溶かす必要もなく、その方の魂から私の魂へダイレクトに伝わったため、何と書かれていたのかはっきり思い出せないくらいなのです。ただ、はっきり覚えているのは、文末の「信じています」という言葉です。この言葉も最初はエネルギーとして受け取ったのですが、その部分があまりに強く、何と書かれているのか後から確認したような感覚です。

 

あれほど大声を上げて泣いたのは、記憶にないくらい久しぶりです。毎日、迷いながら生きている私にとって、「信じる」という言葉、エネルギーが魂に突き刺さりました。また、先生はきっと、ご自分を信じ、強い信念を持って、大学の経営も含め、生きて来られたのでしょう。きっと「信じる」ということが先生の人生そのものなのです。これほど強い「信じる」というエネルギーを受け取ったのは初めてです。

 

そして、私はその「信じています」という言葉を、現在から未来へ向けた、「応援しています」という意味には取れず、未来の先生から現在の私へ向けた、「大丈夫だとわかっています」という、強い確信を超えた、ある意味、もはや現実と言っても過言ではない、そういった感覚で受け取りました。皆さま、私のフリーズドライ化した言葉を溶かして読んでください(笑)。

 

私たちの現実は、私たちが信じているものから出来ています。机があると信じているから、机が存在するのです。信じることは、現実を作ることなのです。一寸の迷いもなく信じ切ることができたなら、それは、絶対的な現実となるでしょう。目には見えないものが、目に見える世界を作っている、そのことを改めて学ばせていただいた出来事でした。

 

marie

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