情熱と無力さ
空腹で泣いたのは生まれて初めてです。
空腹も辛いのですが、まだ命にかかわるほどではないので耐えれば良いだけです。しかし、食費すら稼ぐ能力のない自分の不甲斐なさに耐えることはとても困難です。
私は外出が苦手なため、在宅ワークを探してきましたが、何十社と応募しても不採用の連続でした。それならば通勤は致し方ないと思われるでしょうが、強迫性障害の症状により困難で、「これは甘えなのか?」と考えましたが、もし甘えだとしても、毎日通勤することは難しいというのが私の現実です。
私は、東京に住んでいるのですが、駅から遠いため、バスを使わねばなりません。しかしそのバスが、人が入り切らないほど混んでいるため、乗ることができません。数年前、通勤にチャレンジしてみましたが、身動きができないほど混んだバスから降りた後、ウエットティッシュで服やカバンを拭くのにだいぶ時間がかかったのを覚えています。
これは、何のスキルも身に付ける努力をしてこなかった報いです。多くの方のご相談に乗ってまいりましたが、臨床心理士などの心理系の資格は持っていないため、資格がないということが弱みであると感じつつ、どんなに心理学の知識を積んでもできない形のカウンセリングで皆さまのお力になれるはずだという自負もあります。
先ほどは、1時間英語を話し続け、オンラインで海外の方に日本語を教えましたが、収入は500円程度です。英語など話せて当然の時代ですから、仕方のないことです。ただ私にとっては、500円よりも、生徒さんが喜んでくれたことが何よりの報酬なのです。
私の魂は、お金など気にせずに、人を助けたがっているのですが、この世界で人を助けるためには生命を維持せねばならず、肉体の健康を保つためにはどうしてもお金が必要となってしまいます。本当に生きづらい次元に存在しているのだなと度々思わされます。ただ記憶はありませんが、私は自分の使命をもって、自ら選んでこの世界に生まれてきたのであろうと感じます。
私の父方の大叔父である家永三郎は、かつての文部省を相手取り、最高裁において日本史教科書裁判を起こし、世の中に影響を及ぼしました。私もその血を継いでいるためなのか、厚生労働省と闘いたいぐらいの気持ちが常にあるのですが、そう簡単にできることではなく、しかし、この世の中に何とか一石を投じたいという強い思いを持ち続けています。最近は、厚生労働省に何度も連絡し、法の矛盾点を伝えようとしましたが相手にもされず、Twitterから厚生労働大臣への質問箱で意見を述べたくらいです。
長生きすることが私の目標ではないため、飢え死にしようがどうしようが、命ある限り、できることをするしかありません。今日は今日の、この瞬間はこの瞬間のベストを尽くすしかないのです。
毎日の空腹により、空腹がどれだけ辛いか、ほんの僅かでも理解することができたことは、決して不幸な出来事ではなく、私の学びとなりました。食べることを当たり前だと思っていた自分を恥ずかしく思います。世界では約3億5千万人の方々が深刻な飢餓に苦しんでいるということを知り、国連の機関にすぐに寄付をしました。辛いのは決して自分だけではないのです。世界が愛と平和で満たされる日が一日でも早く訪れますよう、今は祈ることしかできません。
仕事もあるため、どうしても少しは食べねばならず、喉を通らないくらい申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで、今からチョコレートを少しだけいただこうと思います。
marie
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