運勢や運命を変える!
占い師をやっていると、恋愛運や結婚運などを尋ねられるので、できる限りの鑑定はしていますが、そもそも運勢とは何だろうと思います。
辞書には、「人の持っている幸運・不運の巡り合わせ」と書かれていますが、人は、幸運や不運といった手札を持っていて、それがランダムに現れるとでも言いたいのでしょうか。
私は、良いことや嬉しいことは、偶然、自動的に「起きる」のではなく、自らが「起こす」ものだと思っているので、嬉しい出来事があったなら、「運」に感謝しても良いのですが、もっと「自分」の努力や実力やエネルギーを認めて褒めてあげても良いのではないかと感じます。
ホロスコープやタロットなどの占いで、運勢を知ることはできますが、占術や占い師によっても、結果は変わってきます。大吉が出るまで、おみくじを引き続ける人のように、「あなたは運が良いです」と言ってくれる占い師に巡り合うまで占いを続けるのは自由ですが、そう言われたところで、他人任せでは、幸せにはなれないでしょう。
「幸せになれますように」という、他力本願では無く、大切なのは、「幸せになる」という意志であり、そこに、どのような幸せを求めているかという具体性が加わることにより、さらに願望成就に近づくのだと思います。
ただ、信じる事が現実化するプラシーボ効果によって、「幸運がやって来る」と言われ、それを心底信じた方が、実際に幸せになる可能性も大いにあるでしょう。
しかし、私個人としては、未来は自分が創るもの、と思って生きているので、運勢の出る幕は無いのです。自分の願いが叶ったり、目標を達成できたら、運には感謝せず、自分や自分をサポートしてくれた人たちに感謝します。せっかくの手柄を運に取られたくなどありません。また逆に、私には、運が悪いというのも無いため、物事が上手くいかずとも、運のせいにはしません。
18年間、強迫性障害を患っているのも、不運などでは無く、私に与えられた、というより、私が引き受けた試練であると思っています。この障害のおかげで、たくさんの事を学ぶことができ、同じ境遇の人のお力になる事ができていることに感謝しています。何度も死にたくなりましたが、だからこそ、死にたい人の気持ちがわかるのです。
このように考えると、運の良し悪し、幸運と不運のボーダーラインなど、もはや無いのではないでしょうか。災い転じて福として、全ての経験を自分の糧として生きていきたい、と強く思います。
運勢は変えられるけれど、運命は変えられないという方もいます。運命の意味は、「人間の意志を超越して人に幸、不幸を与える力」だそうですが、人間の意志やエネルギーの力を考えると、それを超越して人に影響を与えてくる力という存在が、思い付きません。
ベートーヴェンには失礼ですが、『運命』を聴いてみましたが、運命を理解できませんでした。余談ですが、『運命』というタイトルは通称であり、「冒頭の4つの音は何を示すのか」という質問に対し、「このように運命は扉をたたく」とベートーヴェンが答えたことに由来するそうです。
とにかく私は、運勢も運命も関係無く、今後も未来を自ら切り拓いていきますし、皆さんも切り拓く力は必ずあります。楽しんで、目指す未来を創っていきましょう!
marie
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