ヒトノココロ研究所

人から嫌われたくない

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「人から嫌われたくない」というお気持ちをお持ちの方はたくさんいらっしゃると思います。

 

そもそも何故、他人から嫌われたくないのでしょうか? 私が思うには、他者から認められ、愛されることにより、自分の価値を見出しているような気がします。人間は、他者からの承認欲求があると言われていますが、もちろん、存在を認められ、能力や人柄を認められ、大切にされることは、自分の存在価値が高まったような気がして、安心感を得ることができるかも知れません。

 

しかし、もし他人から認められなくとも、自分の価値は変わりません。自分で自分を認め、愛することにより、他人からの評価は不要になるでしょう。と言っても、自分を認める、自分を愛するというのは、難しいことです。けれど難しく考え過ぎずに、まずは、自分が頑張った些細なことでも褒めたり、美味しいものを食べたり、好きな音楽を聴いたりなど、自分の心が喜ぶことをすることが、自分を認めて愛する第一歩だと思います。そうしていく内に、「他人から嫌われているか否か」という他人軸から、「自分を愛する」という自分軸に移行してきます。

 

両親から、愛され足りなかった方は特に、自分を認めて愛することが困難なことがあります。しかし、残念なことに、いくら血が繋がっていても我が子に愛情を注げない親はたくさんいます。そのような環境で育つと、他人からの愛情を過剰に求めてしまい、他人からの愛情を得られないと、自分の価値が見い出せなくなり、さらに愛してくれる他人を求めるという悪循環に陥ってしまうことがあります。しかし、厳しい意見かも知れませんが、親も所詮は他人なのです。

 

物事にも、自分にも価値を与えるのは自分です。他人からの評価を自分の価値とするか、自分自身の評価を自分の価値とするかは、皆さまのご自由ですが、多くの他人と関わっていると、良い評価をくれる人も、そうでない人もいます。様々な考え方の人間がいるため、その場その場で相手の顔色を窺っていたら、きりがありませんし、万人に好かれることは無理かと思います。波長が合わない人もいますので、相手によって波長を合わせていたら、疲弊してしまうでしょう。

 

他人が自分を嫌う自由もあります。何をもって嫌われているかという判断は難しいのですが。例えば、嫌われているように見えても、実は、相手も同様に嫌われていると思っていたり、幸せそうに見えて嫉妬されていたり、嫌なことがあって機嫌が悪いだけだったりと、自分にはわからない事情があるのかも知れません。

 

私は、人から嫌われようが嫌われまいが、そこに重きを置いていません。私を嫌う人や波長が合わない人は距離が離れるなり、去って行くでしょうが、それは自然なことです。私も長年、自分を愛するという意味がわかりませんでしたが、現在は、「魂の声に従って生きる」ということが、自分を愛することではないかと思っています。

 

marie

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